帰ってきた童貞ブログ

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【Days Gone】ゾンビとバイクとナパーム弾【クリア後感想】

 

ブンブンハローユーチューブ

どうもヤブキンです

 

 

はじめに

今回紹介するゲームは4/26にSCEIから発売された「Days Gone」(デイズゴーン)です。

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こちらはPS4独占タイトルとなっており、謎のウィルスによるパンデミックが原因で崩壊してしまった世界の、その後を描いた作品となっています。設定としては核戦争により荒廃した世界を舞台にしているFalloutに近いですね。

PS4ならではのハイクオリティで描かれる、美しく広大なオープンワールドの中で、襲い来る様々な脅威から生き延びろ。襲いくる敵は、大量の感染者、凶暴化した動物、そして人間たち。

────「Days Gone」公式サイトより

PS4の性能で描画できる最高レベルのグラフィックを売りにしているからか、映像はかなり良かったと思います。また序盤から敵がけっこう強く(というか装備がKBTITの下半身並みに貧弱)、ステルスしたりその辺に落ちてるアイテムをクラフトして火炎瓶を作ったりしないと苦戦します。

最初から強すぎる某神殺しのおっさんとは似ても似つかない普通のおっさん(年齢的には若いが見た目が老けている)が主人公なので戦い方を工夫する楽しみはありましたね〜

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このゲームの感想をまず最初に言っておくと、

 

ウォーキングデッドなどの海外ドラマが好きならハマれる

 

……はずです。現に僕もTWD好きなので。

まず設定からしてよくあるゾンビもの、崩壊した世界で生き残った人間たちの生存競争を描いた作品です。シナリオもTWDよろしく、序盤はゾンビとの戦いがメインなんですが、中盤以降は生存者が集まるキャンプ同士でのいがみ合いや抗争がメインになります。TWDもシーズン3くらいからもうゾンビ空気ですからね。まああの世界は生き残った人間たちのリーダーがやばい奴しかいないので仕方ない…のか…?

 

 

 

 

 

評価その1「アクション」

本作は一般的なTPSの操作を採用しているので、これと言って複雑な操作などは無かったように思います。目標をセンターに入れてスイッチ押すだけの簡単な仕事です。

しかし武器の切り替えと各種クラフトをL1で開くホイールから行うんですが、これがあまりよろしくなかったです。

具体的には、武器ホイールに要素を詰め込みすぎて、どこにどの武器・クラフトが置いてあるのか分かりにくかったこと、そして武器ホイールを開いている間も時間は流れているので、どのアイテムを作るかあまり悠長に考えている余裕が無かったことなどです。その結果、感染者の大群に追われている時はとりあえず足止めできる火炎瓶!敵に気付かれてない時は音を出して敵を引き付けられるアトラクター!みたいにほぼクラフト品がワンパターン化してしまっていたのが残念だと感じました。

また中盤以降は銃の火力がインフレするため、クロスボウはお役御免になり、混乱や毒の効果を持つ各種ボルトを作ることが無かったのもなんだかな〜といった感じです。デカい熊とかバイオのタイラントさんみたいな奴らにわざわざ弓矢ペチペチしないでしょ。

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LMGやSMG、連装ショットガンが店で買えるようになる中盤以降の銃の火力インフレにより、ステルスすることすら無意味になります。敵拠点に真正面から乗り込んで銃ぶっぱなした方が早いので戦略もクソもありません。ご丁寧に敵拠点には燃料タンクやドラム缶など、バイオハザードお馴染みの「撃ったら爆発するギミックアイテム」がなぜか豊富に置いてあるため、制圧には一切困りません。途中からステルスなしの無双ゲーになるのは近年のアサシンクリードに似てますね……

あとは主人公の動きが少し遅いな〜と感じました。レスポンスが悪く、こちらの意図していない動きをすることがけっこうありました。エイム速度も最大に設定してたんですが、割ともっさりしてるのでイラつくことがあります。ストーリーを進めると足の早い敵が何種類か出てきますが、これがエイム追い付かないくらい早いのでストレスでした。徒歩の時にオオカミやトラに襲われたら最悪です。動物は足が早いうえに銃弾1発ごときでは怯みもしないので、敵が突っ込んでくるタイミングで銃を乱射するしかありません。

 

敵が走ってくる。撃つ。死なない。ダメージを受ける。走ってくる敵を撃つ。まだ死なない。ダメージを受ける。

 

動物戦は基本これの繰り返しです。普通トラくらいの体格だったらショットガン1発で吹き飛ばん?

総じて、本作のアクション評価はあまり高いとは言えません。主人公の動きがもっさりで敵が早いのは確かにリアリティがありますが、もうちょっと主人公早くしても良かったんじゃないかな〜と思います。

 

 

 

 

 

評価その2「バイク」

本作の主な移動手段はバイクです。

シナリオでもパンデミックの生存者たちがバイクを大事にしている様子がうかがえ、この終わってしまった世界にとって必要不可欠なものであることが分かります。

そんなバイクですが、なんと本作ではファストトラベル(高速移動)にバイクを使います。それも、わざわざバイクの近くまで行かないと高速移動できない仕様になっています。ここが最大のめんどくさポイントになっていると言ってもいいです。

拠点から拠点への移動ならまだいいですが、フィールド探索中に帰りたくなった時でもいちいちバイクまで走らないといけないので、テンポが悪いです。そりゃリアルと言えばリアルなんですけど、結局手間を増やすだけの要素になってしまっているのが痛いですね……

例えばオープンワールドゲームの金字塔、スカイリムでは高速移動は基本その場で実行できました。ウィッチャー3などもそうです。さらに悪いことに、バイクの燃料が足りないと目的の地点に移動できません。は?

バイクでの走行はまあまあ快適で楽しいんですが、燃料切れに序盤から終盤まで困らされます。敵拠点に侵入する前に燃料。逃げる前に燃料。逃げてる時でも燃料。これが基本的なルーチンになります。一応バイクのパーツカスタマイズで燃費や最高速度は向上するんですが、燃料補給はこのゲームを遊ぶ上で一生付きまとってきます。

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GTA5なら多種多様な乗り物で公道をブイブイ言わせられたんですが、本作はバイクしか乗れないので移動が変わり映えしないんです。道路にはその辺から飛んできたゴミや軽車両など障害物も多数あるので、美しい景色に目を取られていると高確率で事故ります。なので、せっかくのグラフィックも魅力が半減してしまっていると感じました。

バイクでの少し面倒な移動は他のオープンワールドゲームとは明確に異なる要素だったので目新しさはあったんですが、少し残念な出来となってしまったことは否めません。

 

 

 

 

 

評価その3「シナリオ」

シナリオは、一言で言ってしまえば

 

抑揚がない

 

です。(辛辣)

基本的に、

「これを取ってこい」

「ここに行って敵を倒せ」

この2パターンで全てのクエストが構成されており、これが終盤まで続きます。そのため、どのキャンプに行っても同じようなお使いをやらされ、途中で飽きる人もけっこういるんじゃないかと思います。

シナリオ自体も、良く言えば王道。悪く言えばありきたりです。予想の範疇を超える展開があまり無かったのが残念。さらに、世界を終わらせた謎のウィルスの正体や、登場人物の行動理念が曖昧なままシナリオが進行するので置いてけぼりを食らうことが多かったです。

ストーリー序盤で、主人公の兄貴分であるブーザーというおっさんが腕に大火傷を負い、それを治療するために主人公が奔走する流れがあるんですが、そんなおっさんのために何故主人公がそこまで必死になるのか、プレイヤーである我々には一切知らされていないため、モチベーションが上がらなかったです。なんで小汚いおっさんのために俺が苦労しなきゃならないんだ……?ってなります。

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ブーザーは火傷による高熱で意識が朦朧としてしまい、主人公に対して暴言を吐きまくる嫌な奴になってしまうため、ここで心が折れる人も大勢いると思います。あと、ストーリー進めても主人公とブーザーがどういう関係なのかは明かされません。なので地獄兄弟よろしく「兄貴!」「弟よ!」ってじゃれ合う2人を「もしかしてこいつらホモなんじゃないか?」と邪推してしまいました。まあ主人公は嫁さんを探すために旅をしているのでホモじゃなかったです。お前ノンケかよぉ!?

 

終盤も終盤で進めるのが面倒になった箇所があります。それは「大群の殲滅」です。

仲間が開発してくれた最終兵器ナパーム火炎瓶を装備し、主人公は行く手を阻む感染者の大群に単身突っ込んでいきます。ストーリーで最初に相手する大群はそこそこ楽しく戦えます。ナパームが強すぎるしクラフト材料もそこら中に落ちてるので無双ゲーの感覚を味わえるはずです。その頃になれば店で最強レベルのAR、LMGが買えるはずなので万が一ナパームでこぼした敵も1発で殺せます。ここの殲滅はスムーズに行くと思います。

問題はそのあとです。なんとストーリー進めるためにあと2回くらい強制的に大群と戦わされます。この殲滅が非常ゥ〜〜〜〜にめんどくさい。ナパームがあるとはいえ材料は有限なので消費に供給が追い付かなくなります。なのでちまちま銃で逃げながら削る作戦になるんですが、ここでグダると40分くらいかかってテンポが最悪になります。最後の大群は弾薬も少なかったのでクッソ時間かかりました……

 

ラスボス的な存在がいないのも個人的にマイナスでした。最後は自分たちを裏切った小悪党みたいな奴を倒してストーリークリアです。なんだこれ?って思いました。

だってこれバイオハザードだったら最後に遺伝子強化されたパーフェクトゾンビみたいなのが襲ってきて、仲間が「Use this!」とか言ってロケラン渡してきてドカーン!ですよ。

まあこれリアル志向のゲームなのでBOWとかはいないんですけど、それにしてもガトリングで完全武装した敵の司令官みたいなのを出しても良かったんじゃないかなと思います。最後の最後であまり盛り上がらなかったなと感じました。

唯一盛り上がったところはカルト集団のボスとの一騎討ちですかね。ここは敵地に乗り込む時の演出が良く、戦闘中もちゃんとボス戦感があって面白かったです。敵のボスは頭がイカれてるので言動の一つ一つが狂気に溢れていて、プレイしていて少しチビりそうでした。

 

 

 

 

 

総評(JUDGEMENT)

さて、ここまでだらだら感想を書いてきましたが、このゲームの最終的な評価(JUDGEMENT)を下します。

 

 

ドゥルルルルルルルルルル……(ドラムロール)

 

 

ヤブキンスコア75点!

 

 

初めて使いましたがヤブキンスコアはかなり甘めです。100点満点で減点式なので。

減点理由は上述の3点に細かく書きました。まとめると、

操作性がいまひとつ

バイクがただの足枷

シナリオが平坦

です。

2019年にSONYから出たAAAタイトルにしては微妙な出来でしたね。そもそも期待が大きすぎたってそれ一番言われてるから。

ですが、ウォーキングデッドが好きならとりあえず遊んでみるといいと思います。クロスボウとバイクでみんな大好きダリルさんみたいなプレイが可能なので。話変わりますがダリルの役者を主役にしたコジプロのゲームで、出ますよ……

そもそも2019年上半期、PS4で目玉になるゲームソフトが少なすぎるんですよね……だいたいは年末に集中してます。僕は年末まで生き残れるんでしょうか?(切実)

夏頃に欲しいソフトはファイアーエムブレムくらいなのでしばらくはポケモンUSUMでもやってだらだら過ごすと思います。

 

じゃ今日はこのへんで。バーイ